Part2に引き続き施工図を作成してみました
防犯カメラを設置するにあたり必要となる施工図です。
今回は、カメラのスペックが実際のスペックと異なったため設置後の作成となりました。
撮影の目的と画角の算出
- 設置後の映像より実際の画角が90°弱であったことから80°として計算しました。(進行中の現場につき詳細な測定ができなかったためです。)
- メーカーからの情報によりセンサーサイズが1/2.9とのことなので、色々と該当するセンサーを調査したところSONY社製に幅4.98mm×高さ3.74mmの規格があることが判明。ただしこのセンサーはアスペクト比4:3であるので、幅を基準にアスペクト比16:9として高さを再計算し2.8mmとすることにしました。
- 焦点距離は3.6mmです。
- 被写体までの距離は
レンズ焦点距離(mm)× 被写体の高さ(m)÷ 撮影画素のイメージサイズ高さ
より算出できるので、被写体までの距離はつぎのとおりとなります。
「人相の認識」 = 2.31m。 「人物の特定」 = 4.63m - 上記の画角であることから、建物近くの被写体については「行動の把握(画角A25)」が目的となり、「人相の認識(画角B)」や「人物の特定(画角A)」については、建物側にカメラを設置する必要性があることが分かります。
- 「鉄カブトPRO IPWS1128」で考慮しなければならないのは「PIR検知速度」です。スペックでは「約1秒」とあり動体検知時間としては長い機器になります。したがって、被写体が前後する動作を捉える配置が必要なため、この様なセッティング(建物の外周には仮設足場が設置されカメラと足場までの距離は約6mです)となりました。「約1秒」では被写体がエリアを横切る配置の場合、撮影を開始した時には撮影エリア外に出てしまって結果何も写っていないということになりかねません。
画角などの詳細は下記リンクより参照していただけます。