先日ラジオ放送で紹介していた「服の色などの条件で映像が検索できる映像解析ソフトウェアの展示が行われています(たぶんこんな感じの内容)」を聞いたので、急遽青森まで見に行ってまいりました。
Canon社が提供する映像解析ソフトBriefCamm
いただいたリーフレットによれば、イスラエルのBriefCamm社が開発した映像解析ソフトウェアとあります。ちなみに、イスラエルは世界屈指の技術大国です。
アメリカの国境の壁を、ハイテクでビジネスチャンスにしようと、イスラエルの企業が試験的に取組んでいる様子がNHKにて紹介されていました。
防犯カメラ関連機器としては、最大通信距離1kmが免許不要で利用できるSiklu社製の無線システムがあります。サンテレホン株式会社(Sikluギガビット無線システム)参照
システム構成
基本的にはサーバーインストール型のソフト(VMS)ですが、通常のパソコンにもインストール可能のようです。
利用については、各カメラおよび記録装置(NVR)に記録された映像データをBriefCamに読み込んで解析をし、専用画面で閲覧します。
説明によれば約3時間分の画像データを1時間程で解析できるとこ事でした。
主な機能
解析後のデータを利用できるのは、時間範囲、分類、属性、色、サイズ、速度、停留、方向がBriefCamのメニューにあるので、様々な検索条件が設定できるようです。
実際に見せていただいたのは「時速140km以上で走行しているピックアップトラック」を条件に検索した結果で、ほぼ数秒で赤いピックアップトラックが画面を横切って行く映像が現れました。
昨今の事件で、周辺情報の防犯カメラやドライブレコーダーの映像から、すぐに犯人等が特定できているのもこの様な解析ソフトのおかげなのかもしれませんね。
1ヶ月程記録された映像データから、お目当ての映像を探すのって結構時間がかかるものです。カメラの台数が増えればその量力も膨大。BriefCamが使えたらものすごく楽になる!と思ったのですが、はて価格を聞いて夢となりました。
今後、普及し価格が下がれば普及して行くことは間違い無いと思います。が、プライバシーの課題も山積でしょうか。