loader image

建設工事なら青森県三沢市の建設会社【有限会社 坂本興業 】

公共建築から住宅建築・土木工事・防犯カメラまで

single-security.php

ソーラー防犯カメラ IPWS1128 鉄カブトPRO Part4

鉄カブトPROの運用を開始後リポート

鉄カブトPRO
2019年8月27日(金)から弊社現場にて運用開始していた「鉄カブトPRO」について1ヶ月経過したのでリポートしたいと思います。

現在までの運用状況

10月1日(火)バッテリー切れ発生。本体の動作確認をしたところ、スマートフォンとの接続が出来ずバッテリー容量切れと判断。
メーカーによれば「完全放電の場合は充電が必要」とあったので、継続使用を断念。社に持ち帰り充電することとしました。内蔵microSDメモリカードを取り出して解析したのが下記の結果です。

記録データの内容

8月27日(金)から9月29日(日)までの記録されたデータ内容は下記のとおりでした。

  • 記録データ容量:15.3GB
  • 動画撮影回数:10,995回
  • 動画平均データ容量:14.3MB
  • 総撮影時間:140時間
日付 1日 2日 3日 4日 5日 6日 7日 8日 9日 10日
日照時間h 8.7 0.8 1.6 11.3 4.6 6 9.7 8.5 4.5 8.4
撮影回数 303
(15)
366
(9)
370
(13)
513
(11)
397
(7)
432
(3)
454
(14)
275
(11)
370
(13)
406
(19)
日付 11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日
日照時間h 0.5 9.4 10.8 8.5 0.8 1.2 11.2 1.3 7.8 9.4
撮影回数 187
(2)
363
(17)
418
(7)
366
(9)
130
(4)
228
(4)
511
(14)
322
(8)
469
(28)
529
(33)
日付 21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日
日照時間h 7.6 0.3 0 10.3 10.4 10.8 11 7.2 8.1 10.7
撮影回数 317
(12)
111
(9)
59
(6)
522
(28)
444
(5)
245
(15)
301
(0)
176
(5)
329
(0)

気象庁ホームページより三沢市の9月の日照時間参照
撮影回数と日照時間
※9月25日(水)夜間(赤外線)撮影枚数1枚/26日(木)早朝撮影(赤外線)なし/28日(土)12時8分以前撮影なし。

結果

カメラ設置時期が仕上げ工程時期となったため、カメラ前が材料加工場所となり、想定外の録画回数となっています。動画撮影回数が10,995回ですから、1日あたり367回とこのタイプの監視カメラとしてはかなり多い撮影回数だと思われます。

また、北向き設置のため太陽に背を向け、ソーラーの機能を十分に活かせていないこともあり、10月1日(火)時点でWiFi接続できるバッテリー容量がゼロになったと推察します。

特に22日(火)23日(水)の2日間の日照時間がほぼゼロだったこともバッテリー切れに起因していたと思われます。

かつて、養蜂業での蜂箱盗難被害防止のため、フィールドカメラを設置した経験からすると、木々の揺れなどで誤動作しても100回を超える記憶がなかったので、設置場所の工夫次第でバッテリーの持ちを気にせず運用できると思われます。

課題と対応

前回課題と思われた内容については下記のとおりです。

課題

  1. センサー検知範囲が5mであるので広範囲の検知ができない。
  2. センサー検知の際の警告音が、屋内テストでは大きいと思ったが、屋外では思ったより小さい。
  3. センサー検知の際の赤青点滅灯および白色点滅灯は屋外では照度不足に感じる。
  4. センサー検知の際の白色灯点灯の際の映像と赤外線のみの映像の違いを調査したい。

対応

  1. 目指す画角とセンサー検知範囲5mが一致しているので、このカメラの有効エリアを5mとして基準に考える。実際もほぼ5m付近の感知範囲。
  2. 警告音は住宅街の場合騒音となるので、周辺に人家のない場所では有効。
  3. センサー検知の際の赤青点滅灯および白色点滅灯は、実際の夜間侵入者が気づいた映像があったので、警告としては機能している。
  4. センサー検知の際の白色灯点灯の映像は、赤外線のみに若干明るさがプラスされている程度。

今後について

ソーラーを電源とする機器で最も心配される事は冬期の積雪と思われます。特に北国である青森県は天候も悪い上に気温も低く、このIPWS1128 鉄カブトPROに限っては最低温度保証が0度ですので心配です。この過酷な状況下で利用可能か引き続き試用を続けたまいりたいと思います。