オルソ画像:WebODM活用事例
今回は、「DJI GS Pro」で作成した「オルソ画像」を活用をしてみます。
空撮した建物などの映像は、ドローンの位置により、真下にあるものは真上からの映像(ひずみが小さい)になり、その中心から遠ざかる建物ほど傾いた映像(ひずみが大きい)になります。この「ひずみ」を補正し全映像を真上から撮影した映像に表示した画像が「オルソ画像」になります。この「オルソ画像」は、建築や測量林業等に利用されています。
「オルソ画像」を作成するためには、撮影エリアをカバーする詳細な航空写真が必要となります。この写真の撮影には5000平米位のエリアで80枚ほどの写真を撮影しています。実際には、アプリケーション「DJI GS Pro」を使用して撮影します。「DJI GS Pro」撮影したいエリアを設定すると自動解析により、ドローンの飛行ルートが生成され、離陸から着陸まで自動で作業を完了することができます。
「DJI GS Pro」によりドローンに蓄積された空撮映像を「オルソ画像」に変換するには、SfM(Structure from Motion)ソフトが必要となります。実はこのソフト、ほとんどが有料で数十万から数百万と高価です。
そこで、今回は、オープンライセンス(無料)のWebODMを使用してみることにしました。WebODMについてはGoogle検索にて「WebODM」で情報を得てください。このソフトの導入には少し手間がかかりますが、高機能で使い方によっては十分に利用できると思われます。
さて、このオルソ画像データはWebODMで生成したものを圧縮してあります。オリジナルサイズは5677px × 3069pxです。